ロケットストーブ

2016年1月 6日 (水)

ロケットストーブをレンガで作ってみました その3 暖炉へ発展

 当初はペール缶ロケットストーブで暖房(前々回の記事参照)するつもりでしたが、ペール缶の方は別の使い道があったので、安定性も考慮しレンガのロケットストーブを使うことにしました。(近所のファブラボへ設置)
 室外にあったレンガのロケットストーブを室内に持ち込んで、暖炉のように組み直しました。また「暖房用アタッチメント」も、新たにペール缶を入手できたので作り替えました。
 土間が水平ではなかったので、ストーブを水平にするために、砂利や石板を敷いたりで手間が掛かりました。

1
(写真1;レンガのロケットストーブを暖炉のようにした)

 尚、レンガのロケットストーブを組み立てる前には、「暖房用アタッチメント」を装着したペール缶ロケットストーブを室内に設置して燃焼実験を行いました。概ね良好な結果でしたが、見た目にも不安定な感じがしました。

Photo
(写真2;「暖房用アタッチメント」を装着したペール缶ロケットストーブによる室内での燃焼実験、まだ窓は開放状態)

 暖炉をつくるにあたっては、アタッチメント(排気蓄熱部)をレンガのロケットストーブの排気口に合うように作り替えること、暖炉の形になるようにレンガを積むことを考慮しました。

1_2
(写真3;アタッチメントの作成、ストーブの排気を漏れなくアタッチメントへ誘導できるよう蓋を工夫)

Photo_2
(写真4;左はレンガの組立途中、右は組立完成後、薪を燃やしている状態、ちょうど良い寸法の厚めの鉄板があったので燃焼部の上へ置いた。コッヘルの水は直ぐ沸くし、焼肉もできそう。火は勢い良くヒートライザー部へ吸い込まれる)


Firekeeper
(写真5;暖房で使用している状態、ファイアーキーパーは楽しそう。 煙突部はトタンで固定、アタッチメントは熱で変色してきた)

 この暖炉の前でファイアーキーパーしていると、ここち良すぎて離れられなくなります。
 不具合としては、燃焼開始時に多少煙や臭いが出ることです。コツとしてはバーナーなどを使って素早く点火し敏速に完全燃焼へ持って行くことです。 幸い、この場所は隙間が多く、自然換気するので心配ないですが、換気が悪い場所では設置は無理だと考えます。

 今後の展開として、アタッチメントの中はかなりの熱量があるので、オーブンの機能を設置したいと考えています。

前回の記事へ

2015年12月10日 (木)

ロケットストーブを楽しむ その4 暖房用への改造

 ロケットストーブに装着する「暖房用アタッチメント」をつくってみました。
 以前から、どうすればロケットストーブを室内の暖房に使えるか、考えていたのですが、それを実践する機会が到来しました。
 設置する場所は、部屋というより作業場的な隙間の多い土間で、冬は非常に寒くなりそうな、ロケットストーブにはうってつけ?な場所です。

1
(写真1;暖房用アタッチメントと煙突をつけて屋外で燃焼実験、煙突は角度を変えられる)

暖房用のロケットストーブは色々な構造があるのですが、
・既存のストーブをそのまま使い、いつでも元に戻せること
・室内を暖房すると同時にお湯ぐらい沸かせること
等々クリアするため、こんな形のアタッチメントとすることにしました。

2
(写真2;暖房用アタッチメント部、上部に水を入れたコッヘルを置いた)

 ロケットストーブの高温となった排気を、一時的にアタッチメントに溜めることによって、その熱を周囲に伝える(輻射熱?)仕組みです。また煙突も熱くなるので、煙突を長くして室内を這わせてから室外へ出せば、周りを暖めるのではと考えました。

Photo
(写真3;アタッチメント裏側、一斗缶のギザギザの切れ込みはあまり意味が無いかも)

 特に工夫した所は、高温の排気をアタッチメント内へどのように取り込むかでした。
 以前ロケットストーブをつくる時、ペール缶の底を切って工作したもの(結局未使用)があり、それがちょうど一斗缶の中に入り、角型の一斗缶を円形に整形し、本体と合う形になりました。又、この円形の口も排気口(ヒートライザー)と合うため、効率よく漏れなく取り込めそうでした。

 アタッチメントは、ペール缶の方が作り易かったと思いますが、直ぐに入手できなかったので身近にあった一斗缶(ちょっと古くて錆びてる)でつくりました。尚、排出口のエビ曲と煙突は購入しました。

3
(写真4;本体のヒートライザーを引張って伸ばし、アタッチメントと接続し易くした)

 実際に火を焚いた結果、アタッチメントはなかり熱くなるので、周りへ熱が伝わりそうです。上部へ置いたコッヘルの水は、沸騰までは無理かもしれませんが、時間が経てばかなり熱くなりそうです。
 今回は屋外で実験しましたが、室内で焚いた場合どうなるかです。完全燃焼していれば、アタッチメントの隙間からの排気の漏れ等々はそれ程気にならないと思いますが、焚きつけ時と消化時の煙が心配です。

その後へ
その3へ

2015年2月23日 (月)

ロケットストーブをレンガで作ってみました その2

先日、移動のため再度組み上げました。
移動先は下地が土ではなく、レンガ敷きで少し斜めになった場所です。
土は敷けないので、どうやって水平にするか考えていたのですが、ちょうど良い石板があったので利用しました。
石板の下に小石を置いて何とか表面を水平にしました。後は隙間無く積み上げるだけでした。

せっかくなので何段が最適なのか、段数を変えて積み上げてみました。
前回はあまり考えずに11段でしたが、薪を多めに焚かないと火力が足りない感じがしていたので、まずは少し減らして9段にしてみました。
薪を多目にしてもそれ程炎が上からず、コッヘルを載せて水を沸かしてみましたが、なかなか良い感じで熱量があるようです。

Photo
(写真1;まずは9段で組み上げ、 このコッヘルで”おしるこ”や”鍋”をやりましたがGood!でした)

次は2段減らして、7段にしてみました。
7段の方が吸込みが良く、燃えはじめが早かったように感じました。
但し、薪を少し多めに焚くと直ぐ火柱が立ち上がるので、薪の加減が大変かなと思います。

ヒートライザー(焚口の面から)の高さは46cm弱になりました。9段の場合は60cm弱、11段で74cm弱になります。尚、焚き口の高さはレンガ2個分で14cmです。
因みに耐火レンガは 並型 SK32 (寸法 230×114×65mm)というものです。

7
(写真2;7段 炎が良く立上がる。焚口の前庭を大き目にとっているので、ここで焚くと焚き火をしているような
感覚、炎や煙はほぼ吸込まれるので快適)

やはり9段が一番使い易いです。(焚口の大きさ、ヒートライザーの高さ、薪の量で火力は決まってくる思いますが)

レンガは簡単に移動ができなかったり、暖まるのに時間が掛かるため最初は煙が出たりするため、場所を選ばないといけませんが、許されれば常設したいですね。
今後は、パンやピザの焼けるオーブンへ発展させたいなと思います。

その1へ

2015年2月 1日 (日)

ロケットストーブをレンガで作ってみました

ロケットストーブは今までペール缶や一斗缶で作ってきましたが、先日知人のお宅で、耐火煉瓦がたくさんあり多少火を焚いても大丈夫な環境なので、ロケットストーブを組み上げさせてもらいました。
Photo
(写真1;前景)

Photo_2
(写真2;斜め横から)

組み上げた段階で火を焚いてみたのですが、火力が弱く、燃焼が長続きしませんでした。どうも吸い込みが芳しくないようでした。
最初はそれ程考えずにレンガを積んだものですから、隙間が多くヒートライザーとなるレンガの煙突の途中から空気が入り込んでいることが原因かと思われました。

そこでもう一度組み上げ直すことにしました。
まずは土台が肝心ということで、水平に整地した土の上に土台となるレンガをなるべく隙間が無いよう水平に詰めて並べました。その上にレンガを積んいきました。隙間が大きいときは土で詰めたりしました。常設できるなら耐熱セメントで隙間を埋めれば良いのですが・・・
又、最初は吸込み口がレンガ一個分でしたが、より多くの空気を吸込むように2個分にしました。
更に、焚口から煙突になる垂直に立ち上る部分には、炎がスムーズに立ち上るよう曲面を空缶で作って置いてみました。

結果、対策の効果ありで、吸込み力がかなり向上し、火力も上がり順調に燃焼が続くようになりました。

結局レンガが豊富にあったのでどんどん積み上げて11段となりました。もっと低くても良いかも知れません。段数を変えて最適な燃え方と火力を試してもよいかも知れません。

Photo_3
(写真3;焚口)

レンガのロケットストーブは移動は簡単ではありませんが安定感があって頼もしい感があります。この前でじっくりゆっくり薪をたいてまったりしていたいですね。周りの環境が許せば常設したいです。

ペール缶ロケットストーブ その2へ


2014年2月 7日 (金)

ロケットストーブを楽しむ その3 燃焼部の改良

前回はプラスチックのコンテナにストーブを入れ、断熱材(園芸用パーライト)で燃焼部を覆って燃焼状況を確認しました。
その結果、着火が速くなること、薪が少なくなっても燃焼が安定すること、燃焼時の臭いが減少することに多少なりとも効果がありました。
しかしプラスチックコンテナでは若干焦げたので、今回は写真のようなアタッチメントを一斗缶で工作し取り付けました。

Photo
(写真1;右端が一斗缶でつくったアタッチメント、使い古しの缶なので雑な工作になっています)

まずは断熱材を入れずに取付け、燃やしてみました。
と言うのも、アタッチメントを断熱材が漏れないように固定することが面倒だったこともありますが、燃焼部が直接外気に触れなくなるので多少は断熱効果があるのかなと思ったからです。
結果、初期着火の速さは変わりませんが、断熱の効果が少しでもあるためか、アタッチメントなしと比べると燃焼が安定し、臭いが減少していると感じました。
又思わぬ効果として、アタッチメントが全体的に熱くなるので、暖房器的な使用もできそうです。本来は調理用として考えていたのですが兼用できそうです。
アタッチメントなしの状態では、本体回りは断熱が効いているのでそれほど熱くならなず、燃焼部回りと煙突出口のみが非常に熱いだけで暖房とまではいきません。アタッチメントは燃焼部ほど熱くなく、熱い範囲が広くなるため良い具合になります。

1
(写真2;断熱材なしでアタッチメントを取付けた状態)

次に断熱材が隙間からこぼれないように、本体とアタッチメントをベルト(化繊)で締め付け、断熱材を焚き口の隙間から投入充填させて燃やしました。
やはりこの方が着火も速く、燃焼が安定し、臭いも少なくなります。 

2_2
(写真3;断熱材を入れた状態で 隙間に断熱材が見えます)

化繊のベルトは熱で溶ける不安があります。ネジ等で固定すれば良いのですが、持ち出すこともあるので、重くなったりバランスが悪くなったりで不便です。
裏庭で調理に使う時、持ち運ぶ時、暖かくしたい時、等々使用目的で取付けたり外したり容易にできるよう、金属のベルトか何か留め具でうまく接続できないか検討中です。

レンガのロケットストーブへ   その4へ   その2へ

2013年12月11日 (水)

ロケットストーブを楽しむ その2

出来上がったロケットストーブには、まだ若干問題点があるので改良を試みました。
・木を燃やした時の臭いが若干気になること(焚き口から逆流しているかも)
・焚き木が少なくなると消えそうになり煙がでること
・着火に手間取ること(燃焼部分の吸引が弱いか)
等々です。
Webサイトに「燃焼部分を断熱すると良い」という情報がありましたが、実際に改造するのは大変そうなので、まずは本当に効果があるかどうか、簡単にできる方法で実験しました。
写真のようにコンテナにストーブを置いて燃焼部分を断熱材(パーライト:煙突部分と同じ)で囲ってみました。(断熱材が残り少なかったので断熱不要箇所はレンガで囲っています。)コンテナがプラスチックなので心配でしたが、かなり断熱されるので大丈夫でした。
Photo

結果ですが、臭いがかなり減ったような気がしました。焚き木が少なくなっても消えることもなくなり安心して火を焚けるようになりました。又、吸い込みは非常に向上し、焚き木を多めにすると、煙突出口から火がでる程のすごい火力になります。
これからもこの状態で使用しても良いのですが、毎回セッティングしなければなりませんので面倒です。やはり工作をして一体にしなければなりませんが、一斗缶があるのでうまく活用して工作しようと考えています。

尚、せっかく火を焚くことですし、少し前に”ダッチオーブン”を入手したので、石焼いも(さつまいもとジャガイモ)を作ってみました。1時間ほど加熱しましたが、出来栄えは上々、大変おいしく頂きました。
Photo_2

ロケットストーブはまだまだ機能アップや応用ができそうです。他の種類のストーブも試してみたいし、益々”裏庭アウトドアライフ”が楽しくなりそうです。

その3へ   その1へ

2013年12月 3日 (火)

ロケットストーブを楽しむ

2台目のロケットストーブを作りました。ものを作ることは楽しい!!
(写真1、2台目 ペール缶使用 煙突の先端に五徳を置きコッヘルをのせています)
Photo_4

昔は屋外で一斗缶などで木を燃やして暖をとったり不要なものを焼却しましたが、現在そんなことをしたら直ぐにご近所から苦情がきます。
ロケットストーブは、焚き木を完全燃焼させることで煙や臭いが殆ど発生しないストーブです。そのためには煙突部分を断熱してやることが必要です。そうすると煙突内で強い上昇気流が発生し、それに伴い燃焼部分に強い空気の流れが発生し完全燃焼するという訳です。この強い上昇気流が「ゴーゴー」と言うのでロケットストーブと言われているようです。
作ることになったキッカケは、DIY雑誌「ドゥーパ」でこれを目にしたことです。私はアウトドアライフが好きなので、裏庭で「焚火」のようなことができないかと、かねてから考えていました。
(写真2、1台目 一斗缶使用 煙突を長くしている)
Photo_3 

1台目は昨年作りましたが、初めてだったこともありできばえは今ひとつで、ただ単に焚き木を燃やすだけのものでした。かなりの火力となり相当な熱が発生するので、ただ燃やすだけではもったいないと思っていました。
そこで今秋、Webの情報も参考に2台目を作ることにしました。鍋をおけば調理(アウトドアクッキング)ができるものです。

まだまだ多少の臭いと煙が出るので、まだまだ改良の余地があります。
私の「やりたかったこと」のひとつに「ものづくり」がありますので、これを機会にもう少し深く「ものづくり」に取り組んでみようと思います。

その2へ